レンタルサーバーでプロジェクト管理システム構築【Leantime】

レンタルサーバー

Web開発をする上で複数人で作業することになる場合、プロジェクト管理システムを利用することで円滑な開発を進めることができるかと思います。

プロジェクト管理ツールには色々とあって、やはり有料のものであれば使い勝手も良く機能も豊富で良いのですが、OSS(オープンソース)で何か良いものがないか探してみました。

VPSやEC2などの仮想サーバーであれば使えるものは多いものの、レンタルサーバーで使えるものとして Leantime というOSSがありましたので、ご紹介したいと思います。

LeantimeはUIにそれほど特徴がないものの、複数ユーザーで使えるチーム対応で、タスク管理、アイデアボード機能、ガンチャート、タイムシート管理など機能は豊富で、どうやらSlackやAWSのS3などとも連携できる様です。

まずはLeantimeサイトからソースをダウンロード

以下のURLに遷移し、DownloadボタンにてZIPファイルをダウンロード(執筆時 V2.2)

Download Leantime - Leantime™
Leantime is an open source project management system based in agile, lean & design thinking. Download and install Leantime. PHP 8.0 required.

ZIPファイルを解凍

zipファイルを解凍すると以下の様なファイルが展開されるかと思います。

データベースを用意

データベースを用意する上ではレンタルサーバーごとに異なりますが、基本的にマニュアルがあるかと思いますので、新規でデータベースを作成してください。

Leantimeのセットアップで必要なことは以下の4つの情報になりますので、作成時に控えておいてください。

  • ホスト
  • データベース名
  • ユーザー名
  • パスワード

これらは次の段階で利用します。

設定ファイルの作成

config ディレクトリに configuration.sample.php というファイルがあるので、これをコピーし configuration.php というファイル名でファイルを作成してください。

その中にある

/* Database */
public $dbHost = ''; //Database host
public $dbUser = ''; //Database username
public $dbPassword = ''; //Database password
public $dbDatabase = ''; //Database name

この部分を先に作成したデータベースの情報を入れて

/* Database */
public $dbHost = '{ホスト}'; //Database host
public $dbUser = '{ユーザー名}'; //Database username
public $dbPassword = '{パスワード}'; //Database password
public $dbDatabase = '{データベース名}'; //Database name

となる様に修正してください。

サーバーでドキュメントルートを設定

今回はコアサーバーを利用いたしました。

サブドメインでURLを作成し、そのURLでの参照した際のドキュメントルートをディレクトリ配下のpublicディレクトリに指定してください。

コアサーバーを利用した理由としては、このドキュメントルートとなるディレクトリを指定する際に自由度が高かったためです。

今回のLeantimeではアップロードするファイル郡のpublicディレクトリをドキュメントルートとすることで、設定ファイルを外からは参照できない様にしているため少しこの点には注意が必要で、お使いのレンタルサーバーでドキュメントルートが自由に指定できるかご確認いただければと思います。

エックスサーバーですと2択での指定だったので、断念いたしました。

Learntime用にレンタルサーバーを借りて、他には利用しない形での運用でよければエックスサーバーでも問題ないかと思いますし、シンボリックリンクとかを設定すればどうにかなりそうな気はしています。

ファイルをサーバーにアップロード

ファイルのアップロード方法や設定の仕方についてはこちらでは割愛しますが、FTPやSSHでアップロードしていただければと思います。

この時 .htaccess ファイルもアップが必要ですので、気をつけてください。

Macの場合は解凍してディレクトリを参照した際にはそのままでは表出せず、⌘+Shift+.(ドット) を押すことで表出します。

インストール

これまでで設定した内容で設定したサブドメインのURLにアクセスすると /installパスにredirectされてインストール画面が表示されます。

もし、この画面が表示されない場合は configuration.php ファイルのデータベース設定を見直してみてください。

LOGIN INFOのEmail・PasswordとUSER INFOのFirst name・Last name・Company nameを入力して Submit をクリックしてください。

無事インストールできると / パスのルートでEmailとPasswordだけ求められるかと思いますので、入力してログインすることができる様になるかと思います。

これで無事インストールが完了しました。

お疲れ様でした🙇‍♂️

補足

Leartimeからのメール送信に対しては configuration.php ファイルにSMTP設定情報を入力してサーバーにアップロードすればできる様になりそうです。

また、AWSのS3との連携なども configuration.php ファイルでできそうですので、以下英語ページですが、ご参考いただければと思います。

https://docs.leantime.io/#/installation/configuration
Documentation for Leantime, the open source project management system

タイトルとURLをコピーしました